『ビューティフル・フューチャー』

ビューティフル・フューチャー／プライマル・スクリーム

インパクトがないがじわじわとくる。
ポップではんなりサイケなロックンロール。

安定してきているところに賛否が分かれるだろうが、賛否はあくまで周囲が言うことで、本人たちには関係無い。くらいのスタンスでやっていってくれれば、これからもグッドミュージックを届けてくれる気がする。

ボビーだけは、こっそり薬をやってもいいから。
もうちょっとアンバランス、破綻したオーラを醸して欲しい。

かなり聴きやすい、良盤。

『Inspiration is DEAD』

Inspiration is DEAD／凛として時雨

最近の若手はドラムが走っている。
リズムがいいとそれだけでいい。

男女ツインボーカルでどっちも上手くないのが残念。
激しい曲はそれでも、いい。演奏のクオリティーが高いから。
いやあ、やっぱりドラムがいいなあ。

詞は何を言っているのかよく聴き取れないが、まあ語感や音を重視してるんだろうなあということがわかる。
自分と比べるものでもないが若い頃を思い出す。

スローな曲にはもっとダヴとかピアノとかストリングスとか、思い切って取り入れてみるといいんではないだろうか。
今のままでは聴けない。

多分、あと二皮くらい剥けると凄くなるはずだ。
いやあ、いいなあ。演奏上手くてこういう感性を持った人とバンドが出来ることが羨ましい。

『Seeing Sounds』

Seeing Sounds／N.E.R.D.

よくわからないまま購入。

イメージとしてはカニエウェストやブラックアイﾄﾞピーズみたいな感じだろうなあと思っていたが、もうちょっと硬派でストレートなバイブス。

卍ラインのことはよくわからないが、バイブスと使いたくなった。

「オーザガールスタンディンギィンザラァィフォザバースルーム」

というのだけでも、まあ買って良かったなあと思える。
一曲目はﾄﾞ・ロック。

というか全編、R&Bテイストのロックだ。畜生。
もっとアゲアゲなのかと思ってたぜ。良質なポップスだなこれ。余り聴かないとは思うが。

『ザ・マジックアワー』

ザ・マジックアワー スタンダード・エディション [DVD]／三谷幸喜

初めて観た三谷幸喜の映画。

プロットやセットがザ・映画という感じだった。
また、舞台出身ならではというカメラワークもあった。

んで。
デラ富樫こと佐藤浩一とボスの西田敏行が非常に素敵。
この二人は何とも味わい深い。よき日本の俳優である。
あ、そうか、浜ちゃんすーさんみたいなもんだなそういえば。

その他、脇役ちょい役が一々豪華でじっくり飽きない。

ちょっと笑いどころがベターだった部分は、包括する円を大きく見積もった結果だと思うので、多分正解。
いや、そんなに映画も観ないしなにも知らないくせに偉そうに言えた身分ではないんだが。

隣の隣で観ていたおじちゃんと二人だけ笑っている時があったのが印象に残っている。どんな場面かは、全く覚えて、いない。

『In Silico』

In Silico／Pendulum

ブレイクビーツとドラムんベースの激しい部分を足した、ロック。ダンスミュージック。

タワレコのポップにはプロディジーの進化系みたいな書かれ方をしていたが、全然進化していない。2ndと3rdんの間くらいで、んならプロディジーを聴くわいと思うもそれはそれで二の足を踏むのだ。

ドラムンベースだからなのか、一曲の尺が長い。
単調で飽きてしまう。踊れるけど、ダレる。

もうちょっとメロディーとか歌が入ってくるといいと思うんだけどなあ。ロックなんだし。決してテクノじゃないんだから。

一曲目、ちょっとレイヴっぽいシンセが懐かしい。
HADOUKENよりはいいなあと思って購入した一枚。

最近、本当に一週回ってくるんだなあと思うことが多いな。
歳のせいだろうか。